一匙の味
スプウンで砂を掬って食べた 向日葵 砂浜 青い海 海の家はまだあった 君の姿もまだあった 裸の足は砂の熱に焼かれる 入道雲 太陽 蜃気楼 君の姿は確かにあった スプウンでまた砂を口に運ぶ