幾つもの夜を越した

僕らはもう、手を繋ぐだけでは満たされない


夏の熱はそれに似ている

ひたすら横顔を見つめてたあの夏には

気づかなかった類似点


夏の熱はそれに似ている

視線に気づかないふりしていたあの夏には

知らなかった類似点


僕らは変わらず愛し合っているのかな

唇は、舌は何のためにあるの

本音はいづこ

(ヒトは鈍感で、繊細で、複雑な生き物)