驟雨


ぼくの世界の外へ行ってしまうまで

きみを責め続けた

なぜ愛していないのかと。


黙って聞いていたきみは

やさしいおんな

被害者面していたぼくは

さいていなおとこ


つないだ手に温もりがなくなったのは

ぼくの手が冷えていたから。