それは小さく囁くような 真っ暗闇の窓の外で 無数の星たちがひかっていることに 気づいたのは きみの声を聞いたあとだった 眠るまで そっと受話器のむこうで 待っていてくれたきみ きみのやさしい呼吸の音が まぶたをなでる 「おやすみ」 眠りにおちる前 最後に聞くおとは きみのいとおしい声