命日 きみのいる丘からは 今年もきれいな桜が見えますか 花びらのむこうに君を見た 風に舞う、薄紅色の雪と遊ぶ君を 眼を閉じた君と閉ざされた蓋は過去のこと 泪も止まった 遠い日の悲しみ きっと瞳に映らないだけ いま、きみは春の喜びを ときに、雨の憂いを