時代


星も見えない、
残酷な街だね
表の姿にあこがれて
抱いた多くの夢たちは
ゴミになる
その街の胃袋で
ゴミになる
増えていく、
さまよう人
減っていく、
輝くはずの夢
見失った人たちは
冷たいコンクリートを
見つめて歩く
ため息を重ねて
前も見ず
上も見ず、
そして
星を忘れる